車の運転をやめてくれない時の対応方法

車の運転をやめてくれない時の対応方法

ABOUTこの記事をかいた人

社会福祉士、介護支援専門員。認知症対応型通所介護で生活相談員をしており、副業で初任者研修講師をしています。福祉業界に携わり14年になります。地域の人々に正しく認知症を理解してもらう為、地域包括支援センター、高齢者見守りセンターのスタッフと協力して認知症サポーター養成講座の講師の活動も行っています。

認知症の人は運転禁止ですが、実際には運転をやめようとしない人が少なくありません。どのように説得すれば良いでしょうか?

 

認知症患者の運転は法律違反

2002年に改正道路交通法が施行されてから、認知症の人は車の運転が禁止されています。しかし本人に自覚がないことや、住んでいる地区によっては車がないと生活が成り立たないこともあるので、認知症と診断されても運転を続けている人がいるのが現状です。

 

確かに認知症の人も以外とスムーズに免許更新の検査に合格してしまうなど、運転技術は突然衰えるわけではありません。

 

しかしそのまま運転を続けていると、赤信号に気がつかなかったり、対向車線を逆走したりと、ヒヤリとする場面が徐々に増えてくるものです。大きな人身事故など起こしてしまう前に、なるべく早く運転をやめるようにしなければなりません。

 

こんな対応をしていませんか?

 

【まともに責める】

 

【鍵などを隠す】

認知症がなくても後期高齢者(75歳以上)になったら免許を返納しようという運動があります。しかし、認知症の人は自分の能力の判断ができないので、問題なく運転ができていると思い込んでいます。

 

多少の自覚がある場合も、運転ができないと行動範囲が著しく狭まる場合などは、便利さを優先して運転を続けようと考えがちです。

 

対応法

 

【医師から説明してもらう】

納得していない状態で免許更新を妨害したりすると、怒って暴力に発展することもあります。家族の言うことを聞き入れてくれない場合、かかりつけ医師など信頼している人から法律について説明してもらうと効果的です。

 

大きな事故を起こしてからでは遅いので、家族は自覚を持って車の運転を止めさせましょう。

 

事例動画

 

 

免許を返納した後の生活のケアについて動画で確認することができます。

 

山口県では免許を返納した高齢者に対して警察署がサポート手帳を発行し、買い物時に提示すればさまざまな特典が受けられます。その一つが買い物したものを無料配送するサービスです。圏内に14店舗あるスーパーの協力で実現しました。

 

さらに移動手段となるタクシーの割引、そして商品や施設利用の割引などさまざまなサービスを受けられるようになっています。

 

「山口県は高齢化が他府県に比べて10年も早く進んでいるので、今後いろいろな対策を進めていきたいと思っています」と山口県警の方が話されていました。

 

現在、駅や病院などを周回する「コミュニティーバス」あるいは「予約制乗合タクシー」「福祉施設の送迎バス」を走らせていたり、色々な取り組みをしているところが増えてきています。

 

2022年 65歳以上のうち運転免許保有者は77.5%


ヘルプマン! ! Vol.2

私の大好きなマンガ「ヘルプマン」が認知症ドライバー問題を描いています。2022年 65歳以上のうち運転免許保有者は77.5%になります。高齢者ドライバー問題について真剣に考えていかなければなりません。

 

70才を超える人が一律運転能力がないと認定するのは間違いかと思う一方で、運動機能は低下します。

 

しかし、高齢者、障害者にとって車はただの生活手段ではありません。まだできることが自分にもある。まだ行きたいときに行きたい場所に行ける自由があるという生き甲斐と、現実に事故が起これば当人も被害者も家族も泣くことになってしまう。そのジレンマをどうしていくか、問題提起として真剣に読む価値があります。

 

ドライブレコーダーで運転を続けるか判断

私の考えとしては、ご本人が納得して運転を止めてもらうことが一番だと思います。これは一つの方法ですが、ドライブレコーダーの映像を見て判断してもらうのも良いと思います。

 

ドライブレコーダーはPCなどで簡単に見ることができます。ご家族の方も一緒に映像を確認してもらえれば、ご本人も納得してもらえる可能性は高いと思います。

 

アライ レオ
認知症の方に限らず、誰でもいつか運転はできなくなってしまいます。車の無くても、不便のない社会を作っていくことが重要だと思います。

 

参考文献

この文献は問題行動の「良い対応」と「良くない対応」が具体的に書かれていて、イラスト入りでわかりやすいです。
認知症のタイプ分けもぴったり当てはまり、本人の気持ちや行動の理解に役立つと思います。


新しい認知症ケア(介護編) 完全図解 (介護ライブラリー) [ 三好春樹 ]

 

お知らせ

このサイトを立ち上げた時からの目標である、「自主セミナー」を開催します。

【開催概要】

日時 2018年11月5日(月) 9 時30分~12時30分

参加人数 6名

参加費用 3500円

場所 神奈川県横浜市西区南幸2-20-12タイヨウビル510号室

アクセス 横浜駅西口から徒歩5分(西口にあるマルエツの近くです)

 

今回のセミナーは認知症のことについて全くわからない方から経験者の方まで「認知症の方の排泄ケア」について、体系的にわかりやすく学べるように構成しています。6名と少人数のセミナーなので、グループワークなどでコミュニケーションをとりながら、アットホームな雰囲気で講義を進めていきたいと思っています。

 

興味がある方はこちらのボタンをクリックして頂けたらと思います。よろしくお願い致します。

 

車の運転をやめてくれない時の対応方法



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