「もの忘れ」「記憶障害」大きな違いは?

ABOUTこの記事をかいた人

社会福祉士、介護支援専門員。認知症対応型通所介護で生活相談員をしており、副業で初任者研修講師をしています。福祉業界に携わり14年になります。地域の人々に正しく認知症を理解してもらう為、地域包括支援センター、高齢者見守りセンターのスタッフと協力して認知症サポーター養成講座の講師の活動も行っています。

老化による「もの忘れ」と認知症による「記憶障害」の違い

老化によるもの忘れと認知症のもの忘れは、一見似ているようでも質が違います。どこが違うのか、その違いを見てみましょう。

ただのもの忘れ
アライレオ
今日の朝食のメニューなんだったけ?
認知症の可能性
アライレオ
今日、朝食食べたっけ?

 

皆さんはこの大きな違いに気がついたでしょうか?

 

ただのもの忘れはちょっとしたヒントがあれば思い出せることが多く、そもそも忘れてしまっている自覚があります。

 

一方、認知症は記憶障害なので「朝食を食べたことを覚えていない」といったように、体験そのものが抜け落ちてしまうもの忘れです。ヒントがあっても思い出せず、そもそも忘れてしまっている自覚がありません。

 

しかし、初期のうちは、自分が忘れっぽくなっていることがわかり、強い不安を感じることもあります。

 

進行していくのが認知症の特徴

老化による物忘れの場合、些細なもの忘れはあっても思考力や判断力には影響はなく、時間や場所の感覚はしっかりと残っています。「そういえば、今日は何曜日だったかな?」というもの忘れはあっても、今は何月なのか?、季節は何か?といった基本的な時間の感覚は失われません。

 

認知症の場合、些細なもの忘れに思えても次第に進行していきます。人や物の名前にとどまらず、一般常識のように蓄積された知識も失われていきます。季節や時間の感覚、自分の年齢などもわからなくなってしまい、日常生活に支障をきたすようになるのが特徴です。

 

まとめ

老化によるもの忘れ
  • 体験した一部を忘れる
  • ヒントがあると思い出せる
  • 忘れやすいことを自覚している
  • 思考力・判断力は変わらない
  • 年月日は間違えることがあるが、季節の感覚ははっきりしている
  • 忘れっぽさがあまり進行しない
  • 日常生活に影響はない
認知症によるもの忘れ
  • 体験した事を忘れる
  • ヒントを出しても思い出せない
  • 忘れたことを自覚していない
  • 思考力・判断力も低下する
  • 時間や季節、場所などわからなくなる
  • どんどんもの忘れがひどくなる
  • 日常生活に支障をきたす
アライ レオ
認知症は出来事の記憶(エピソード記憶)が失われやすく、無意識のうちに行える行為の記憶(手続き記憶)は比較的保たれると言われています。

 




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